検査種別 生化学検査 |
受付日 |
材料 血液 |
受付番号 00010 |
検査項目 |
検査の概要 |
単位 |
基準値 |
乳び(生化学) |
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溶血(生化学) |
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黄疸(生化学) |
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AST |
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ |
U/L |
13 - 30 U/L |
肝細胞の破壊の有無を推定する検査で、心筋梗塞でも高値となります。 |
ALT |
アラニンアミノトランスフェラーゼ |
U/L |
男性:10 - 42 U/L 女性:7 - 23 U/L |
肝細胞の破壊の有無を推定する検査です。 |
LD(IFCC) |
乳酸デヒドロゲナーゼ、乳酸脱水素酵素 |
U/L |
124 - 222 U/L |
肝臓・心臓・血液・骨格筋など様々な臓器に含まれている酵素で、それらの臓器・組織の損傷を反映する検査です。 |
ALP(IFCC) |
アルカリホスファターゼ |
U/L |
38 - 113 U/L (IFCC法) |
胆汁が排せつされる経路の障害だけでなく、悪性腫瘍の骨転移や骨疾患の有無を反映する検査です。 |
γ-GT |
γ-グルタミルトランスフェラーゼ |
U/L |
男性:13 - 64 U/L 女性:9 - 32 U/L |
肝臓・胆道の障害を表す指標で、アルコール性肝障害の診断の目安ともなる検査です。飲酒によって高値となるため、アルコール制限の実施状況を把握することもできます。 |
TP |
総蛋白 |
g/dL |
6.6 - 8.1 g/dL |
血液中に含まれるタンパクの総量で、肝機能や腎機能の障害などで変動するため、様々な病態の判断に用いることができる検査です。 |
ALB |
アルブミン |
g/dL |
4.1 - 5.1 g/dL |
栄養状態・肝機能の指標であるほかに、一部の腎障害の程度を表す指標です。 |
A/G |
アルブミン / グロブリン 比 |
1.32 - 2.23 |
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血液中に含まれるタンパクは、アルブミン(A)とグロブリン(G)とから成り、その比を計算したもので、肝機能障害の有無とその進行度を表す指標です。 |
ChE |
コリンエステラーゼ |
U/L |
男性:240 - 486 U/L 女性:201 - 421 U/L |
肝臓でタンパクを合成する機能を表す指標です。有機リンなどの薬物中毒の疑いがあるときにも必須となる検査です。 |
T-Bil |
総ビリルビン |
mg/dL |
0.4 - 1.5 mg/dL |
黄だんの原因確認に用いる検査です。血管内で溶血(赤血球が何らかの原因で破壊されること)が起こると、赤血球から出てくるヘモグロビンが分解されて、本来肝臓が処理をするべき能力以上のビリルビンが産生される高値となります。 |
D-Bil |
直接ビリルビン |
mg/dL |
0.2 mg/dL 以下 |
黄だんの原因確認に用いる検査です。赤血球からでてくるヘモグロビンが分解されたビリルビンを処理して胆汁中に排出する肝臓は正常であるのに、がんや胆石などが原因となって胆道の閉塞が起こり胆汁排せつが障害されると高値になります。 |
CRE |
クレアチニン |
mg/dL |
男性:0.65 - 1.07 mg/dL 女性:0.46 - 0.79 mg/dL |
血液中の老廃物や塩分をろ過する腎臓の糸球体の働きを表す指標です。筋肉量によっても増減します。 |
標準化eGFRcreat |
糸球体が1分間に血液をどれくらいろ過して尿を作れるかの指標となるもので、クレアチニンを測定した結果から年齢と性別に応じて計算される数値です。 |
mL/min/1.73m2 |
60 以上 (mL/min/1.73m2) |
UA |
尿酸 |
mg/dL |
男性:3.7 - 7.0 mg/dL 女性:2.6 - 5.5 mg/dL |
白血病・痛風・糖尿病など、尿酸が過剰に産生される病態や、尿酸の排出異常である腎機能低下で高値となります。 |
UN |
尿素窒素 |
mg/dL |
8 - 20 mg/dL |
腎機能のほかに、全身の諸臓器の状態を知る検査で、腎不全(尿毒症)などで高値に高値になります。 |
TC (T-CHO) |
総コレステロール |
mg/dL |
142 - 248 mg/dL |
動脈硬化の危険度を知るための検査で、高脂血症・動脈硬化などで高値になります。 |
HDL-C |
HDL-コレステロール |
mg/dL |
男性:40 - 90 mg/dL 女性:48 - 103 mg/dL |
動脈硬化性疾患の危険因子を調べる検査で、高脂血症・動脈硬化などで低値になります。 |
LDL-C |
LDL-コレステロール |
mg/dL |
65 - 139 mg/dL |
動脈硬化性疾患の危険因子を調べる検査で、高脂血症・動脈硬化などで高値になります。 |
TG |
中性脂肪、トリグリセリド |
mg/dL |
男性:40 - 149 mg/dL 女性:30 - 149 mg/dL |
動脈硬化性疾患の危険因子を調べる検査で、甲状腺などの内分泌疾患でも増減します。 |
CK |
クレアチンキナーゼ |
U/L |
男性:59 - 248 U/L 女性:41 - 153 U/L |
筋肉(心筋・骨格筋・平滑筋)や脳の障害の指標です。 |
CK-MB |
クレアチンキナーゼ-MB |
U/L |
6 U/L 以下 |
CKのうち、心筋に存在するCK-MBを検査することで、心筋梗塞や心筋炎を反映します。 |
総胆汁酸 |
肝細胞によって生成されて胆汁として十二指腸に排せつされるもので、肝障害や胆汁排せつ障害を反映する指標です。 |
μmol/L |
10 μmol/L 以下 |
血清血糖 |
食事で摂取された糖質が分解されてできたブドウ糖(グルコース)を検査するものであり、血糖値を調節する機能に異常があると、高血糖や低血糖となります。 |
mg/dL |
73 - 109 mg/dL |
AMY |
アミラーゼ |
U/L |
44 - 132 U/L |
すい臓・唾液腺の機能や、その障害を推測する指標です。 |
リパーゼ |
脂肪を分解する酵素で、急性・慢性膵炎などの膵疾患で高値になります。 |
U/L |
13 - 55 U/L |
Na |
ナトリウム |
mmol/L |
138 - 145 mmol/L |
糖尿病や尿崩症などの水分欠乏や、甲状腺機能低下などの水分過剰を反映する水代謝異常の指標となる検査です。 |
K |
カリウム |
mmol/L |
3.6 - 4.8 mmol/L |
腎機能を反映するほか、筋肉や神経の状態を知るための指標となる検査です。 |
Cl |
クロール |
mmol/L |
101 - 108 mmol/L |
ナトリウムや重炭酸など他の電解質濃度の異常を反映する検査です。 |
Mg |
マグネシウム |
mg/dL |
1.8 - 2.4 mg/dL |
腎不全などの腎疾患や、甲状腺機能に関わる内分泌疾患の指標となる検査です。 |
Ca |
カルシウム |
mg/dL |
8.8 - 10.1 mg/dL
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副甲状腺や甲状腺の内分泌疾患や骨代謝障害のほか、腎疾患を反映する検査です。 |
IP |
無機リン |
mg/dL |
2.7 - 4.6 mg/dL |
副甲状腺機能などの内分泌系の異常や、骨代謝異常を反映する指標です。 |
Fe |
鉄 |
μg/dL |
40 - 188 μg/dL |
血液疾患や鉄代謝の異常、鉄喪失などの指標となる検査です。 |
UIBC |
不飽和鉄結合能 |
μg/dL |
男性:170 - 250 μg/dL 女性:180 - 270 μg/dL |
鉄の貯蔵・運搬に関わるタンパクであるトランスフェリンが、肝臓で産生される量や腎臓や腸管から喪失する量によって増減し、鉄が不足して起こる貧血の鑑別に用いられる検査です。 |
亜鉛 |
亜鉛欠乏による味覚障害や皮膚病変、成長障害の診断に用いられる検査です。 |
μg/dL |
80 - 130 μg/dL |
グリコアルブミン |
血液中に含まれるアルブミンと糖質とが中期にわたって反応することによって生成される物質であり、その検査を実施する日からさかのぼって過去約1~2週間の血糖コントロールを示す指標となる検査です。 |
% |
11 - 16 % |
CRP |
C反応性タンパク |
mg/dL |
0.14 mg/dL 以下 |
体内に急性炎症や組織障害があると血液中に増加するタンパクです。 |
アンモニア |
肝機能の栄養状態を調べることによって、肝機能異常の有無を把握する検査です。 |
μg/dL |
12 - 66 μg/dL |