生物学的基準範囲 または 臨床判断値(Learn More)
基準値情報
一般的な感染症抗体検査においては基準値が定められていないため, 出発希釈倍率を基準値として代用しています.
緊急異常値(Learn More)
表. KINGの結果参照画面で赤背景・青背景で表示される緊急異常値
電話連絡対応(Learn More)
使用抗原株について
2025年12月1日受付分からの使用抗原株
A/ビクトリア/4897/2022(H1N1)
A/パース/722/2024(H3N2)
B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B/オーストリア/1359417/2021(ビクトリア系統)
臨床的意義
インフルエンザは急性の呼吸器系伝染病を代表するウイルス性疾患で, 短期間に飛沫感染などによって人から人へと広がり, その症状は, 発症時から全身症状(悪寒, 発熱, 頭痛, 倦怠感, 筋肉痛, 関節痛など)が強く, ついで上気道炎の症状(鼻汁, 咽頭痛など)がみられる. また, 二次的に併発する肺炎などによる死亡者の発生を防ぎ, 社会的あるいは個人的被害を最小限に食い止めなければならない. したがって, かぜ様患者からインフルエンザウイルス感染者をウイルス学的検査と血清学的検査によって早期に確診することが有用である.
インフルエンザは抗原性の違いによりA, B, Cの3型に分類され, A型ではウイルス表面に存在するヘムアグルチニン(HA)の抗原性で16亜型に, ノイラミニダーゼ(NA)の抗原性に基づいて9亜型に分けられる. B, C型には亜型は存在しない. これまでに世界的な大流行を起こしてきたのはA型であり, HAやNA遺伝子の突然変異により変異株が次々に出現する. これまで流行したA型インフルエンザはA/H1N1(ソ連型), A/H2N2(アジア型), A/H3N2(ホンコン型)という亜型である.
異常値を示す病態・疾患
インフルエンザA型, 合併症(肺炎・心筋炎・髄膜炎)
関連検査項目
インフルエンザウイルスA・B型抗原
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
エスアールエル 検査要項
国立予防衛生研究所学友会: ウイルス実験学総論2版 (丸善), 214~225 1973
石田正年. A・B型インフルエンザウイルス. 日本臨床. 1995, vol. 53, no. 増刊, p.281-287.
