臨床的意義
正常及び各種疾患のヒト血清中には下表のように肝性・骨性・胎盤性・小腸性などの数種類のALPアイソザイムが出現し, これらの間に電気泳動易動度, 耐熱性, 各種アミノ酸による阻害度, 免疫交差反応などにかなりの相違がみられ, 相互の分別に利用されている.
異常値を示す病態・疾患
ALP1: 肝臓-肝・胆道の閉塞などで出現
ALP2: 肝臓-肝・胆道疾患などで上昇
ALP3: 骨-骨生成疾患などで上昇 (ALP3上昇時にはALP2との分離が不明瞭になることがある)
ALP4: 胎盤-主に妊娠時に出現
ALP5: 小腸-脂肪食後, 肝硬変などで上昇
ALP6: 免疫グロブリンと結合したALP
*小児ではALP3が主分画
関連検査項目
γ-GT(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)
AST(GOT)
ALT(GPT)
アルカリフォスファターゼ(ALP)
総ビリルビン(TB)
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
エスアールエル 検査要項
芝紀代子: 目でみる電気泳動法1 (医歯薬出版)
坂岸良克. 〔アイソザイム検査〕アルカリ性ホスファターゼ. 臨床検査. 1988, vol. 32, no. 11, p.1262-1271.
