遺伝子検査室では、RT-PCR・リアルタイムTaqManPCR・Q-Probe・電気泳動法を用いて造血器腫瘍関連の同定・定量・変異遺伝子検査、キメリズム遺伝子検査および肺癌のEGFR変異遺伝子検査を行っています。また、京大病院では移植医療が多く実施されているため、移植後の感染症検査としてEBV・CMV核酸定量遺伝子検査も実施しています。

細胞分析室では、リンパ球サブセット検査、造血器悪性腫瘍検査、TdT精密測定検査、PNH赤血球検査、CMVpp65抗原検査を中心に行っています。また、小児における免疫不全検査、治療に関連した検査診断として抗体療法の適応と効果判定(リツキシマブ・CCR4タンパクなど)、GVHDの早期発見、機能分子解析の臨床応用も実施しています。

提出される検体は様々であり、常に各診療科と連携をとりながら検査を実施しています。主に手作業で煩雑な操作を伴う検査であり結果の解析・判定が困難な場合もありますが、精度良く正確なデータを提供できるように日々努力しています。