生理機能検査室は、臨床検査技師が直接患者さんと接して検査する部門です。検査は多岐にわたりますが、大きく分けると循環機能検査・呼吸機能検査・神経機能検査・超音波検査の4つがあります。
「循環機能検査」としては心電図・運動負荷心電図・ホルター型心電図・血圧脈波検査などを年間約30,000件、「呼吸機能検査」としてはスパイログラフィー・肺拡散能・機能的残気量などを年間約15,000件、「神経機能検査」としては脳波・筋電図・神経伝導検査・誘発電位検査などを年間約3,500件行っています。また、通常の脳波以外に脳機能領域の判定やてんかんの焦点同定の検査として光トポグラフィー検査も導入しています。「超音波検査」としては心臓・血管・腹部・甲状腺などをセンター化し年間約19,000件行っています。これらの他にも睡眠障害の検査として病院に宿泊して行う終夜睡眠ポリグラフィー(PSG検査)も行っています。
各種認定資格(各種臨床検査士・超音波検査士、血管診療技師、米国睡眠医学会認定技師など)を取得した技師が多数おり、患者さんの診断や治療に役立つ情報を臨床の先生方へ提供できるよう日々努力しております。