臨床的意義
C型肝炎ウイルス(HCV)は, 塩基配列とアミノ酸配列の相同性により現在少なくとも6つのグループに分類される. 日本においては2つのグループ(グループ1, グループ2)に大別され, さらにそれぞれ2つのサブタイプ(1A, 1b, 2A, 2b)に分類可能とされている.
HCVは, グループによりインターフェロン(IFN)治療に対する感受性が異なると報告されていることから, HCV群別(グルーピング)はC型慢性肝炎にIFN治療において, 治療効果の予測や方針決定の指標として有用と考えられる. 本検査は, NS4領域の抗原性が遺伝子型により異なることから, これらに対する特異抗原(C14-1, C14-2)を用いて血清学的にHCVを2つのグループに分類する.
異常値を示す病態・疾患
C型慢性肝炎
関連検査項目
HCウイルス抗体(定量)
HCウイルス RNA定量[TaqMan PCR]
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
エスアールエル 検査要項
青木芳和ほか. HCV抗体グリーピング試薬の基本特性の評価. 臨床検査機器・試薬. 1994, vol. 17, no. 3, p.601-608.

小原道法. HCV分子生物学の進歩とIFN療法への臨床応用 HCV関連抗原抗体系の開発とHCVグループ分類 NS4領域特異抗体によるHCVのグループ分類(genotype 1,2)とIFN反応性. 日本臨床. 1994, vol. 52, no. 7, p.1728-1733.
