臨床的意義
近年, HIV感染者の増加や高齢化, 自己免疫疾患, 癌患者への免疫抑制剤や抗癌剤の長期使用による免疫不全患者が増加傾向にある. それに伴い日和見感染症であるアスペルギルス症も増加しつつある. アスペルギルス症の診断は早期診断が重要であり, 特に侵襲型アスペルギルス症の予後は早期診断, 早期治療に規定されている. 検査としては病理組織学的検査, 菌学的検査および血清学的検査などがあり, それらを併用する事によりアスペルギルスの検出率を高める事が可能である. 血清学的検査ではガラクトマンナン抗原をラテックス凝集反応(LA)で検出する方法が一般的であるが, 本法はLAより感度に優れ, 早期診断, 治療のための補助検査として簡便で有用な検査である.
異常値を示す病態・疾患
日和見感染症, アスペルギルス症, 真菌症
関連検査項目
(1→3)-β-Dグルカン
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
エスアールエル 検査要項
見手倉久治ほか. 「プラテリアアスペルギルス」の臨床有用性についての検討. 医学と薬学. 1999, vol. 42, no. 1, p.207-212.

木下承晧ほか. 侵襲性Aspergillus症におけるガラクトマンナンenzyme linked immunosorbent assay(ELISA)の評価. 医学検査. 1999, vol. 48, no. 6, p.995-999.
