Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital

[6621 / 5G010]
検査中止項目
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Ver.14
5.免疫学的検査 >> 5G.自己免疫関連検査>>5G010 抗核抗体(ANA)

抗核抗体(ANA)

anti nuclear antibody(lupus erythematosus factor)

 

検査項目概要

項目名
項目コード
実施料
診療報酬区分
判断料区分
検査材料
必要量
保存方法
安定性
【検査方法】
基準値(単位)
所要日数
6621
抗核抗体(ANA)
5G010-0000-023-062
外注
採取材料
C6血液6 mL
測定材料血清
保存方法安定性
-受託-終了-- 

【LA】

[基準値設定材料:血液]

抗核抗体(ANA):陰性(ー)

((定性・判定))

受託終了

患者同意について


検査結果に影響を与える臨床情報
検査結果に影響を与えるような患者の臨床的な状態(服用中の薬剤や何らかの医療的処置など)があれば示します.


オーダー画面


オーダーボタン名(検体)

受託終了

検査予約

受託終了

生理検査予約枠

予約枠

至急オーダー

受託終了

検査オーダーに関する注意事項


検査オーダーに関連する文書


患者の検査前準備


検体採取のタイミング


ラベル見本(検体)(単項目オーダー時)


ラベル見本(微生物)(単項目オーダー時)


採取容器・検査材料

採取材料情報測定材料情報
記号 写真 添加物(キャップ色等) 採取材料 採取量 測定材料 必要量
C6
サムネイル 凝固促進剤+血清分離剤(ピンク) 血液 6 mL 血清

採取容器について


検体採取について


採取後検体の取扱い


検体搬送について


採取検体の保存条件

検体状態 保存条件1 保存条件2 保存条件3
温度 安定性 温度 安定性 温度 安定性
受託終了 -受託-終了--      
色付きの温度は第一選択の保存条件です.

受入不可基準
検体が検査結果に影響を与えるような状態で提出された場合は受入不可基準に合致することとなりますが, 再採血の可否や臨床的な状態によっては, 検体を受け入れて参考値報告とする場合もあります.

溶血 検体凝固 強乳び 採取量
過不足
採取容器
違い
尿材料
違い
冷蔵保存
なし
遮光保存
なし
開栓 黄疸
                   

検査に要する時間(生理検査)


再検査・追加検査の対応可能日数

検体到着日から60日間(検体量ある場合のみ)
(分析物の安定性については「採取検体の保存条件」を参照)

検体採取に関する注意事項・検査の実施に関する注意事項


検査機器

 

検査所要日数
検体採取(検体検査)もしくは検査の実施(生理検査)から検査結果報告までに要する日数です(土日祝日を除いた日数).

受託終了

まいこネット開示までに要する所要日数の目安(Learn more)

受託終了

検査部門・委託先

外部委託(LSIメディエンス)

検査結果報告について


生物学的基準範囲 または 臨床判断値(Learn More)
生物学的基準範囲・臨床判断値 および 検査方法の変更履歴です. 両者が変更となる場合も, 基準範囲のみ もしくは 検査方法のみが変更となる場合もあります.
臨床判断値には本来, 診断閾値・治療閾値・予防医学閾値が含まれますが, そのうち治療閾値については, 緊急異常値として別項に記載します.

期間 / 年齢
基準値設定材料血液
検査方法ラテックス凝集法 (LA)
  男性女性単位
00抗核抗体(ANA)陰性(ー)陰性(-)(定性・判定)
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位

基準値情報



緊急異常値(Learn More)
検体検査の場合は, 電子カルテシステムの結果参照画面にて強調表示となる検査結果の基準です(赤は高値・青は低値).

            

表. KINGの結果参照画面で赤背景・青背景で表示される緊急異常値
高値 低値
   

電話連絡対応(Learn More)
緊急異常値など診療科に電話で検査結果をお伝えする基準です. 臨床的な状態や前回値との比較などによって, 適宜電話連絡を省略することもあります.

 
 
 
 
 
 
 
 

臨床的意義

  SLEに見られるLE細胞現象は患者血清中のLE因子が, 細胞膜を障害された細胞に侵入し, 核成分と反応することにより始まる. LE因子は7SIgG型の抗核抗体であり, その抗原は核蛋白であるDNAとヒストンの結合物である. LEテストはニワトリ赤血球より抽出した核蛋白(DNP)を吸着させたラテックス粒子を用い, 血清中の抗DNP抗体を凝集素反応で検出するが, SLEでの陽性率は30~60%でLE細胞に比較して感度は低く, 本試験陰性の場合でもSLEの存在を否定できない.

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患
ITP, SLE, シューグレン症候群, 強皮症, 再生不良性貧血, 皮膚筋炎

関連検査項目

抗核抗体(ANA)[CLEIA]

参考文献

  • エスアールエル 検査要項
  • 芝崎成代ほか. SLE Latex Test Kit(Fisher)についての検討 市販ラテックス凝集反応用キットの比較. 臨床検査機器・試薬. 1983, vol. 6, no. 2, p.464-466.
  • 長縄謹子ほか. 抗DNA-ヒストン複合体(DNP)抗体に関する研究 LE細胞試験とラテックス凝集反応(SLE Latex Test)と解離について. 臨床病理. 1985, vol. 33, no. 5, p.565-568.

  • 診療報酬

    区分名称点数
     
     

    標準コード(JLAC10)(Learn more)
    日本臨床検査医学会から提示されている標準コード・標準名称です.

    1 分析物5G010抗核抗体(ANA)
    識別0000
    材料023血清
    測定法062ラテックス凝集比濁法
    結果識別0100

    標準コード(JLAC11)(Learn more)
    日本臨床検査医学会から提示されている標準コード・標準名称です.

    1 測定物
    識別
    材料
    測定法
    結果単位

    連携情報

     

    検査部内限定ファイル


    変更履歴


    Ver. 文書更新日
    変更適用日
    内容
    1 2008/04/01
    (2008/04/01~)
    制定
    2 2015/04/24
    (2015/04/01~)
    外部委託先変更(SRL⇒LSIM), 報告日数変更
    • 外部委託先: [LSIM] ← [SRL]
    • 検査所要日数: [2~3日] ← []

    [announce:08367](学内環境限定)

    3 2016/03/24
    (2016/04/01~)
    検査受託終了(実施料削除のため)
    [announce:10291](学内環境限定)

    4 2016/03/24
    (2016/04/01~)
    平成28年度診療報酬改定
    5 2017/04/21
    (2017/03/10~)
    最低採取量・容器変更([2mL]⇒[3mL])
    6 2018/04/06
    (2018/04/01~)
    平成30年度診療報酬改定
    7 2019/12/16
    (2019/12/16~)
    JLAC10更新に伴う検査項目名称変更
    (変更点)

    8 2020/04/02
    (2020/04/01~)
    令和2年度診療報酬改定
    9 2020/12/16
    (2020/12/17~)
    採血容器変更
    • 採血管: [C3・C9] ← [F・H・I]

    (案内文)
    [announce:5309](学内環境限定)

    10 2021/08/02
    (2021/05/27~)
    採血容器変更
    • 採取容器: [C6] ← [C3・C9]
    • 採血量: [6 mL] ← [3 mL・9 mL]

    (案内文)
    [announce:6078](学内環境限定)

    11 2022/03/09
    (2021/12/09~)
    採取名称部分に検体搬送先を印字
    • 採取名称: [中検外1] ← [外注1]

    (案内文)
    [announce:6946](学内環境限定)

    12 2022/08/01
    (2022/04/01~)
    令和4年度診療報酬改定
    13 2022/12/01
    (2022/12/01~)
    受入不可基準などについて全面改訂
    14 2024/06/04
    (2024/06/01~)
    令和6年度診療報酬改定