患者同意について
検査結果に影響を与える臨床情報
ヒト以外の動物ヘモグロビンとはほとんど反応しません.
ビリルビン(25 mg/dL), 脂質(イントラリピッド0.6 %), アスコルビン酸(40 mg/dL), 蛋白質(ウシ血清アルブミン2.5 g/dL), グルコース(4.0 g/dL), 及び硫酸バリウム(25 mg/dL)について, 測定値への影響は認められませんでした. ヘモグロビンが変性しやすい上部消化管出血の検出率は低いです.
オーダー画面
オーダーボタン名(検体)
ヘモグロビン[便]
検査予約
生理検査予約枠
至急オーダー
可
検査オーダーに関する注意事項
検査オーダーに関連する文書
患者の検査前準備
検体採取のタイミング
ラベル見本(検体)(単項目オーダー時)
キョウダイ タロウ |
注 |
80 |
入 |
N60 |
|
|
|
急 |
 |
ベンヘモ. |
|
09.03 |
@ |
便 |
尿検査室 |
**-****-19001* |
タ |
0ml |
**-***-*** |
ラベル見本(微生物)(単項目オーダー時)
採取容器・検査材料
採取容器について
検体採取について
採取後検体の取扱い
室温保存(すみやかに提出. やむを得ず保管する場合は冷蔵保存)
検体搬送について
採取後ただちに搬送
採取検体の保存条件
受入不可基準
検査に要する時間(生理検査)
再検査・追加検査の対応可能日数
検体採取当日のみ
検体採取に関する注意事項・検査の実施に関する注意事項
検査機器
OCセンサーCeres(栄研化学)
検査所要日数
当日報告
翌日
検査部門・委託先
外来棟2階 尿検査室
検査結果報告について
生物学的基準範囲 または 臨床判断値(Learn More)
基準値情報
便潜血検査で陽性を呈した場合(特に高値を示すとき)は, 進行性大腸癌などの重篤な疾患を見逃さないためにも精密検査の実施が望ましい. 精密検査としては, 全大腸内視鏡検査が最も推奨され, 次にS状結腸内視鏡検査に注腸造影検査を併用する方法が推奨される. 施設や人的な制約で内視鏡検査が困難なときはやむを得ず注腸造影検査で代用する. また, 顕出血のない痔疾を有する被検者の場合, 便潜血検査陽性であっても痔疾を理由に精密検査を承諾しない場合がある. しかし, Hbよりはるかに血中濃度が低いTfがともに陽性の場合には, 痔疾よりも出血量の多い消化管病変の可能性が考えられるため精密検査を勧めた方がよい.
緊急異常値(Learn More)
表. KINGの結果参照画面で赤背景・青背景で表示される緊急異常値
電話連絡対応(Learn More)
臨床的意義
便潜血検査は, 消化管の潰瘍, 腫瘍, 炎症, 感染症などによる出血を確認するうえできわめて重要である. 従来は, 出血に由来する便中のヘモグロビン(Hb)やヘムのPOD(peroxidase)様作用を利用した化学的便潜血検査が行われてきた. しかし, 本法が食事や一部の薬剤などの摂取制限(潜血反応食摂取)が煩雑であることが指摘されていた. 1980年代後半になり, 化学的便潜血検査の問題を解消する目的で, ヒトHbに対して特異性や感度が高い免疫法による検査法が開発され今日に至っている.
異常値を示す病態・疾患
関連検査項目
参考文献
変更履歴
1
2008/04/01
(2008/04/01~)
制定
2
2011/08/26
(2011/09/05~)
検査機器・基準値変更- 検査方法: [金コロイド発色法] ← [ ]
- 基準値: [100 未満, 陰性] ← [40 未満]
(相関)
[announce:2011-CL008]
(学内環境限定)
3
2016/04/25
(2016/04/01~)
平成28年度診療報酬改定
4
2018/04/06
(2018/04/01~)
平成30年度診療報酬改定
5
2019/12/16
(2019/12/16~)
JLAC10更新に伴う検査項目名称変更
(変更点)
6
2020/04/02
(2020/04/01~)
令和2年度診療報酬改定
7
2021/07/19
(2021/07/19~)
採取容器・検査機器・検査方法変更- JLAC10測定法コード: [062] ← [195]
- 採取容器: [栄研化学製] ← [アルフレッサ製]
- 検査機器: [OC SENSOR Ceres] ← [HemoTecht NS Plus]
- 検査方法: [ラテックス凝集免疫比濁法] ← [金コロイド発色法]
(検討結果)
[announce:6316]
(学内環境限定)
8
2022/03/09
(2021/12/09~)
採取名称部分に検体搬送先を印字
(案内文)
[announce:6946]
(学内環境限定)
9
2022/04/06
(2021/06/28~)
検査場所を変更- 検査場所: [時間外検査室(一般検査)] ← [中央診療棟2階 検査部(検体検査)]
10
2022/08/01
(2022/04/01~)
令和4年度診療報酬改定
11
2022/12/01
(2022/12/01~)
受入不可基準などについて全面改訂
12
2024/02/02
(2024/02/02~)
採取後検体の取扱いなどを修正・追記- 採取後検体の取扱い: [室温保存(すみやかに提出. やむを得ず保管する場合は冷蔵保存)] ← [室温保存]
- 検体搬送について: [採取後ただちに搬送] ← [(該当なし)]
- 保存安定性期間: [10日間] ← [(該当なし)]
13
2024/06/04
(2024/06/01~)
令和6年度診療報酬改定