Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital

[0370 / 5G160・5G160]
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Ver.17
5.免疫学的検査 >> 5G.自己免疫関連検査>>5G160 リウマトイド因子(リウマトイド)

リウマトイド因子(リウマトイド)

[血清][臍帯血]

rheumatoid factor

連絡先:3487

JAB

検査項目概要

項目名
項目コード
実施料
診療報酬区分
判断料区分
検査材料
必要量
保存方法
安定性
【検査方法】
基準値(単位)
所要日数
0370
リウマトイド因子(リウマトイド)
[血清][臍帯血]
5G160-0000-023-062
5G160-0000-029-062

30 点
D014(2)
判:免疫
144点
採取材料
C5血液5 mL
測定材料血清

採取材料
C5臍帯血5 mL
測定材料臍帯血上清
採取量過不足不可
採取容器違い不可
保存方法安定性
-血清-凍結--遠心3 月
-臍帯血上清-凍結--遠心3 月

【LTIA】

[基準値設定材料:血液]

リウマトイド因子(リウマトイド):15.0 未満

(IU/mL)

当日報告
16時30分以降の到着検体は翌日測定
(当日報告が必要場合は要連絡)

ISO15189認定範囲

RML00280 基幹項目 (2019年10月26日 改定)
リウマトイド因子 (RF)定量
臨床検査室 認定証
(認定証は日本適合性認定協会webページにて検索できます)

患者同意について


検査結果に影響を与える臨床情報
検査結果に影響を与えるような患者の臨床的な状態(服用中の薬剤や何らかの医療的処置など)があれば示します.


オーダー画面

オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 平日時間内 ⇒ ⇒ 分野別 ⇒ 免疫検査2
オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 平日時間内 ⇒ ⇒ ⇒ 免疫検査

オーダーボタン名(検体)

RF
RF[臍帯血]

検査予約


生理検査予約枠

予約枠

至急オーダー

不可

検査オーダーに関する注意事項


検査オーダーに関連する文書


患者の検査前準備


検体採取のタイミング


ラベル見本(検体)(単項目オーダー時)

キョウダイ タロウ
80 N60
barcode
ラボ3.
09.03 @
血液
中検 **-****-15002*
C5 5ml **-***-***
キョウダイ タロウ
80 N60
barcode
ラボ3.
09.03 @
臍帯血
中検 **-****-15002*
C3 5ml **-***-***

ラベル見本(微生物)(単項目オーダー時)


採取容器・検査材料

採取材料情報測定材料情報
記号 写真 添加物(キャップ色等) 採取材料 採取量 測定材料 必要量
C5
サムネイル 高速凝固促進剤+血清分離剤(オレンジ)) 血液 5 mL 血清
C5
サムネイル 高速凝固促進剤+血清分離剤(オレンジ)) 臍帯血 5 mL 臍帯血上清

採取容器について


検体採取について

乳びで偽高値または偽低値の可能性

採取後検体の取扱い

室温保存

検体搬送について


採取検体の保存条件

検体状態 保存条件1 保存条件2 保存条件3
温度 安定性 温度 安定性 温度 安定性
血清 -血清-冷蔵--遠心 7 日 -血清-凍結--遠心 3 月  
遠心後の臍帯血上清 -臍帯血上清-冷蔵--遠心 7 日 -臍帯血上清-凍結--遠心 3 月  
色付きの温度は第一選択の保存条件です.

受入不可基準
検体が検査結果に影響を与えるような状態で提出された場合は受入不可基準に合致することとなりますが, 再採血の可否や臨床的な状態によっては, 検体を受け入れて参考値報告とする場合もあります.

溶血 検体凝固 強乳び 採取量
過不足
採取容器
違い
尿材料
違い
冷蔵保存
なし
遮光保存
なし
開栓 黄疸
      不可 不可          
強乳び検体は検査値に影響を与える可能性があるため受入不可とする場合があります.

検査に要する時間(生理検査)


再検査・追加検査の対応可能日数

検体採取日から3日間

検体採取に関する注意事項・検査の実施に関する注意事項


検査機器

LAbOSPECT 008α(日立ハイテク)

検査所要日数
検体採取(検体検査)もしくは検査の実施(生理検査)から検査結果報告までに要する日数です(土日祝日を除いた日数).

当日報告
16時30分以降の到着検体は翌日測定
(当日報告が必要場合は要連絡)

まいこネット開示までに要する所要日数の目安(Learn more)

2~3日

検査部門・委託先

中央診療棟2階 中央検査室

検査結果報告について


生物学的基準範囲 または 臨床判断値(Learn More)
生物学的基準範囲・臨床判断値 および 検査方法の変更履歴です. 両者が変更となる場合も, 基準範囲のみ もしくは 検査方法のみが変更となる場合もあります.
臨床判断値には本来, 診断閾値・治療閾値・予防医学閾値が含まれますが, そのうち治療閾値については, 緊急異常値として別項に記載します.

期間 / 年齢
基準値設定材料血液
検査方法ラテックス免疫比濁法 (LTIA)
  男性女性単位
00リウマトイド因子(リウマトイド)15.0 未満15.0 未満IU/mL
基準値設定材料血液
検査方法ラテックス免疫比濁法 (LTIA)
  男性女性単位
00リウマトイド因子(リウマトイド)11.7 以下11.7 以下IU/mL
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位

基準値情報



緊急異常値(Learn More)
検体検査の場合は, 電子カルテシステムの結果参照画面にて強調表示となる検査結果の基準です(赤は高値・青は低値).

            

表. KINGの結果参照画面で赤背景・青背景で表示される緊急異常値
高値 低値
   

電話連絡対応(Learn More)
緊急異常値など診療科に電話で検査結果をお伝えする基準です. 臨床的な状態や前回値との比較などによって, 適宜電話連絡を省略することもあります.

 
 
 
 
 
 
 
 

臨床的意義

  RF(rheumatoid factor)は関節リウマチ(rheumatoid arthritis: RA)の診断に必須の項目である. 初回検査で陰性の場合は, 経過中に陽転することがあるので, 3か月以上の間隔をあけた再検査は有意義である.
RFはRA患者の血清中に高頻度で出現するIgGのFc部分に対する自己抗体であり, 日常臨床検査で検出されるのは, 主としてIgMクラスのRFである. 健常者でも5 %は陽性となり, RA以外の疾患(シェーグレン症候群や全身性エリテマトーデス)でも陽性となる.

異常値を示す病態・疾患


関連検査項目

参考文献

  • 臨床検査データブック2021-2022
  • 臨床検査ガイド 2020年改訂版

  • 診療報酬

    区分名称点数
    D014自己抗体検査
    D0142リウマトイド因子(RF)定量30 点
    D0266免疫学的検査判断料144点
     
     

    標準コード(JLAC10)(Learn more)
    日本臨床検査医学会から提示されている標準コード・標準名称です.

    1 分析物5G160リウマトイド因子(リウマトイド)
    識別0000
    材料023血清
    測定法062ラテックス凝集比濁法
    2 分析物5G160リウマトイド因子(リウマトイド)
    識別0000
    材料029臍帯血
    測定法062ラテックス凝集比濁法
    結果識別0100

    標準コード(JLAC11)(Learn more)
    日本臨床検査医学会から提示されている標準コード・標準名称です.

    1 測定物
    識別
    材料
    測定法
    結果単位

    連携情報

     

    検査部内限定ファイル


    変更履歴


    Ver. 文書更新日
    変更適用日
    内容
    1 2008/04/01
    (2008/04/01~)
    制定
    2 2012/02/01
    (2012/01/04~)
    検査機器変更
    • 検査機器: [TBA-2000FR] ← []

    3 2016/01/26
    (2016/01/20~)
    基準値変更
    • 基準値: [15.0 未満] ← [11.7 以下]

    [announce:09945](学内環境限定)

    4 2016/04/25
    (2016/04/01~)
    平成28年度診療報酬改定
    5 2017/04/21
    (2017/03/10~)
    最低採取量・容器変更([2mL]⇒[3mL])
    6 2018/04/06
    (2018/04/01~)
    平成30年度診療報酬改定
    7 2019/11/14
    (2019/11/14~)
    JLAC10分析物名称を変更
    (変更点)

    8 2019/12/16
    (2019/12/16~)
    JLAC10更新に伴う検査項目名称変更
    (変更点)

    9 2020/04/02
    (2020/04/01~)
    令和2年度診療報酬改定
    10 2022/03/01
    (2021/12/01~)
    項目コード統合(血液/臍帯血)
    • 項目コード統合: [0370] ← [0370・4803]

    11 2022/03/09
    (2021/12/09~)
    採取名称部分に検体搬送先を印字
    • 採取名称: [中検] ← [免疫化学]

    (案内文)
    [announce:6946](学内環境限定)

    12 2022/03/19
    (2021/12/27~)
    採取容器変更
    • 採取容器: [C5] ← [F・H]

    (案内文)
    [announce:7012](学内環境限定)

    13 2022/04/06
    (2021/06/25~)
    検査室名称を変更
    • 検査室名称: [中央診療棟2階 中央検査室] ← [中央診療棟2階 検査部(検体検査)]

    (案内文)
    [announce:6191](学内環境限定)

    14 2022/04/07
    (2022/01/04~)
    検査機器変更
    • 検査機器: [LAbOSPECT 008α] ← [TBA-2000FR]

    [announce:7036](学内環境限定)

    15 2022/08/01
    (2022/04/01~)
    令和4年度診療報酬改定
    16 2022/12/01
    (2022/12/01~)
    受入不可基準などについて全面改訂
    17 2024/06/04
    (2024/06/01~)
    令和6年度診療報酬改定