臨床的意義
蛋白分画は患者の栄養状態, 炎症反応の有無, 単クローン性免疫グロブリンの検出など多くの情報を得られる有意義な検査項目である.
一般的に血清総蛋白の変動には, 量的に多いアルブミンや免疫グロブリンの増減が大きく影響し, 他の各成分が影響を及ぼすことが少ない. したがって, 血清蛋白分画測定を行ってそれぞれの蛋白成分の構成比を知ることにより, 各種の病態を把握することが必要である.
本検査はキャピラリー電気泳動によって, 血清蛋白をアルブミン・α1グロブリン・α2グロブリン・β1グロブリン・β2グロブリン・γグロブリンの6つに分画して構成比を求めるものであり, 従来主流であったセルロース・アセテート膜電気泳動法に比較してより高感度な検査である.
異常値を示す病態・疾患
関連検査項目
トランスフェリン(Tf)
総蛋白(TP)
ハプトグロビン(Hp)
IgM
IgA
IgG
免疫電気泳動(抗ヒト全血清による同定)
蛋白分画[随時尿]
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
伊藤喜久. キャピラリー電気泳動法による血清蛋白分画とその応用. Medical Technology. 2011, vol. 39, no. 3, p.278-282.
東真理子. キャピラリー電気泳動による蛋白分画の実際. 臨床検査. 2016, vol. 60, no. 4, p.362-368.
LSIメディエンス 検査要項