検査項目概要
ISO15189認定範囲
RML00280 非基幹項目 (2019年10月26日 改定)
髄液一般検査 (蛋白定量, 糖定量, 細胞数, 比重, グロブリン反応, 細胞種類)
臨床検査室 認定証
(認定証は
日本適合性認定協会webページにて検索できます)
患者同意について
検査結果に影響を与える臨床情報
白血球凝集がある場合, 白血球計数が不正確に低値となる場合があります. 血小板凝集, 赤血球溶血不良, 赤芽球, 赤血球凝集, 寒冷蛋白, クリオグロブリン, フィブリン, 巨大血小板等がみられる場合は, 白血球計数が不正確に高値となる場合があります. 赤血球凝集, 小球性赤血球, 破砕赤血球等がある場合, 赤血球計数が不正確に低値となる場合があります.
オーダー画面
オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 時間外・休日 ⇒ ⇒ ⇒ 時間外・休日検査2
オーダーボタン名(検体)
細胞数・分画[髄液]
検査予約
生理検査予約枠
至急オーダー
可
検査オーダーに関する注意事項
検査オーダーに関連する文書
患者の検査前準備
検体採取のタイミング
ラベル見本(検体)(単項目オーダー時)
キョウダイ タロウ |
注 |
80 |
入 |
N60 |
|
|
|
急 |
 |
イツパン. |
|
09.03 |
@ |
リコール |
尿検査室 |
**-****-22001* |
フ |
3ml |
**-***-*** |
ラベル見本(微生物)(単項目オーダー時)
採取容器・検査材料
採取容器について
検体採取について
採取後検体の取扱い
室温保存
検体搬送について
採取検体の保存条件
受入不可基準
検査に要する時間(生理検査)
再検査・追加検査の対応可能日数
検体採取当日のみ
検体採取に関する注意事項・検査の実施に関する注意事項
髄液の採取時にガラス製試験管を用いると管壁に吸着され負の誤差を生じることがあります. ヘパリンを加えると細胞数算定の際にSamson液と反応し微細な粒子が析出し鏡検が困難となります.
検査機器
XN-1000(シスメックス)
検査所要日数
当日報告
翌日
検査部門・委託先
平日時間内:外来棟2階 尿検査室
時間外・休日:中央診療棟2階 時間外検査室
検査結果報告について
細胞分画の結果報告前に目視確認を行うため, 分類の困難な細胞が出現している場合には, 報告までに1週間程度を要する場合があります. 時間外は機械自動分類のみになります.
生物学的基準範囲 または 臨床判断値(Learn More)
基準値情報
髄液中の細胞数が増加する疾患
高度増加(1,000個/μL以上):急性細菌性髄膜炎
中等度増加(50~1,000個/μL):結核性髄膜炎, 梅毒性髄膜炎, 真菌性髄膜炎, 単純ヘルペス脳炎, ムンプス, 麻疹脳炎, 無菌性髄膜炎, 悪性リンパ腫, 頭蓋内出血
軽度増加(16~50個/μL):癌性髄膜炎, サルコイドーシス, 神経ベーチェット病, 多発性硬化症, 亜急性硬化性全脳炎, 脳脊髄液減少症
緊急異常値(Learn More)
表. KINGの結果参照画面で赤背景・青背景で表示される緊急異常値
電話連絡対応(Learn More)
臨床的意義
髄液検査の適応がある疾患には中枢神経系感染症(髄膜炎, 脳炎)をはじめ, くも膜下出血, 多発性硬化症, 脳ヘルニア, 脊髄疾患, ギラン・バレー症候群(Guillain-Barre Syndrome), ベーチェット病(Behcet syndrome), サルコイドーシス(sarcoidosis), 脳腫瘍, 髄膜白血病やその他の転移性腫瘍などがある. これらの疾患の診断並びに経過観察のために髄液検査が実施されるわけであるが, 実際には患者に髄膜刺激症状や神経症状を認め, その原因究明を目的とする場合が多く, 髄膜炎, 脳炎がその主体をなす. Samson液と計算盤を用いた髄液細胞の算定と分類は, 迅速な治療を必要とする各種中枢神経系感染症の鑑別診断および治療効果の判定において極めて重要な検査である.
異常値を示す病態・疾患
関連検査項目
参考文献
変更履歴
1
2008/04/01
(2008/04/01~)
制定
2
2011/08/30
(2011/09/05~)
検査機器・単位・基準値変更- 検査機器: [XT4000i] ← [以下]
- 基準値: [5 以下] ← [10/3 以下]
(相関)
[announce:2011-CL009]
(学内環境限定)
3
2016/04/25
(2016/04/01~)
平成28年度診療報酬改定
4
2018/04/06
(2018/04/01~)
平成30年度診療報酬改定
5
2019/02/07
(2018/12/14~)
緊急検査室の機器更新 (LABOSPECT 008 α) に合わせて内容を見直し
(変更点の詳細)
6
2020/04/02
(2020/04/01~)
令和2年度診療報酬改定
7
2022/03/09
(2021/12/09~)
採取名称部分に検体搬送先を印字
(案内文)
[announce:6946]
(学内環境限定)
8
2022/04/06
(2021/06/28~)
検査場所を変更- 検査場所: [時間外検査室(一般検査)] ← [中央診療棟2階 検査部(検体検査)]
9
2022/04/07
(2022/01/04~)
検査機器変更- 検査機器: [XN-1000] ← [XT-4000i]
10
2022/08/01
(2022/04/01~)
令和4年度診療報酬改定
11
2022/10/21
(2022/03/28~)
24時間測定可能項目として改訂, 項目コード統合 ([5191count] ← [5191count・9191count])- 項目コード統合: [5191count] ← [5191count・9191count]
(案内文)
[announce:7579]
(学内環境限定)
12
2022/12/01
(2022/12/01~)
受入不可基準などについて全面改訂
13
2023/07/26
(2023/08/01~)
緊急異常値を追加- 緊急異常値: [細胞数 1,000 /μL 以上] ← [(設定なし)]
14
2024/06/04
(2024/06/01~)
令和6年度診療報酬改定