Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital

[6701 / 5G519]
PDF
Ver.9
5.免疫学的検査 >> 5G.自己免疫関連検査>>5G519 抗リン脂質抗体検査 (APLパネル)

抗リン脂質抗体検査

(APLパネル)

anti-phospholipid antibodies(aCL and aβ2GP1)

連絡先:3764

本日提出検体の報告予定日(再検がない場合):

関連画像

APS検査基準(国際血栓止血学会)
APS検査基準(国際血栓止血学会)
リーフレット
リーフレット

過去案内文など

【2020 Dec.】<br />抗リン脂質抗体検査(APLパネル)KINGオーダー開始のお知らせ
【2020 Dec.】
抗リン脂質抗体検査(APLパネル)KINGオーダー開始のお知らせ

検査項目概要

項目名
項目コード
実施料
診療報酬区分
判断料区分
検査材料
必要量
保存方法
安定性
【検査方法】
基準値(単位)
所要日数
6701
抗リン脂質抗体検査
(APLパネル)
5G519-0000-023-051
外注

226 点
D014(30)
226 点
D014(30)
226 点
D014(30)
226 点
D014(30)
判:免疫
144点
採取材料
C6血液6 mL
測定材料血清0.6 mL
保存方法安定性
-血清-凍結--遠心

【CLIA】

[基準値設定材料:血液]

抗CL IgG:20.0 以下

(U/mL)

抗CL IgM:20.0 以下

(U/mL)

抗β2GPⅠ IgG:20.0 以下

(U/mL)

抗β2GPⅠ IgM:20.0 以下

(U/mL)

3~5日

APS検査基準(国際血栓止血学会)

APS検査基準(国際血栓止血学会)


リーフレット

リーフレット


患者同意について


検査結果に影響を与える臨床情報
検査結果に影響を与えるような患者の臨床的な状態(服用中の薬剤や何らかの医療的処置など)があれば示します.


オーダー画面(検体 平日時間内)

オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 平日時間内 ⇒ ⇒ ⇒ 自己免疫関連検査

オーダー画面(検体 時間外・休日)


オーダー画面(微生物)


オーダー画面(病理)


オーダー画面(生理・超音波)


オーダーボタン名(検体)

抗リン脂質抗体検査

検査予約


生理検査予約枠

予約枠

至急オーダー

不可

検査オーダーに関する注意事項


検査オーダーに関連する文書


患者の検査前準備


検体採取のタイミング


ラベル見本(検体)(単項目オーダー時)

キョウダイ タロウ
80 N60
barcode
コウタイ.
09.03 @
血液
中検外1 **-****-55008*
C6 6ml **-***-***

ラベル見本(微生物)(単項目オーダー時)


採取容器・検査材料

採取材料情報測定材料情報
記号 写真 添加物(キャップ色等) 採取材料 採取量 測定材料 必要量
C6
サムネイル 凝固促進剤+血清分離剤(ピンク) 血液 6 mL 血清 0.6 mL

採取容器について


検体採取について


採取後検体の取扱い


検体搬送について


採取検体の保存条件

検体状態 保存条件1 保存条件2 保存条件3
温度 安定性 温度 安定性 温度 安定性
血清 -血清-凍結--遠心
色付きの温度は第一選択の保存条件です.

受入不可基準
検体が検査結果に影響を与えるような状態で提出された場合は受入不可基準に合致することとなりますが, 再採血の可否や臨床的な状態によっては, 検体を受け入れて参考値報告とする場合もあります.

溶血 検体凝固 強乳び 採取量
過不足
採取容器
違い
尿材料
違い
冷蔵保存
なし
遮光保存
なし
開栓 黄疸
                   

検査に要する時間(生理検査)


再検査・追加検査の対応可能日数

検体到着日から60日間(検体量ある場合のみ)
(分析物の安定性については「採取検体の保存条件」を参照)

検体採取に関する注意事項・検査の実施に関する注意事項


検査機器

 

検査所要日数
検体採取(検体検査)もしくは検査の実施(生理検査)から検査結果報告までに要する日数です(土日祝日を除いた日数).

3~5日

まいこネット開示までに要する所要日数の目安(Learn More)

4~6日

検査部門・委託先

外部委託(LSIメディエンス)  

検査結果報告について


生物学的基準範囲 または 臨床判断値(Learn More)
生物学的基準範囲・臨床判断値 および 検査方法の変更履歴です. 両者が変更となる場合も, 基準範囲のみ もしくは 検査方法のみが変更となる場合もあります.
臨床判断値には本来, 診断閾値・治療閾値・予防医学閾値が含まれますが, そのうち治療閾値については, 緊急異常値として別項に記載します.

期間 / 年齢
基準値設定材料血液
検査方法化学発光免疫測定法 (CLIA)
  男性女性単位
00抗CL IgG20.0 以下20.0 以下U/mL
00抗CL IgM20.0 以下20.0 以下U/mL
00抗β2GPⅠ IgG20.0 以下20.0 以下U/mL
00抗β2GPⅠ IgM20.0 以下20.0 以下U/mL
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位
基準値設定材料
検査方法
  男性女性単位

基準値情報



緊急異常値(Learn More)
検体検査の場合は, 電子カルテシステムの結果参照画面にて強調表示となる検査結果の基準です(赤は高値・青は低値).

            

表. KINGの結果参照画面で赤背景・青背景で表示される緊急異常値
高値 低値
   

電話連絡対応(Learn More)
緊急異常値など診療科に電話で検査結果をお伝えする基準です. 臨床的な状態や前回値との比較などによって, 適宜電話連絡を省略することもあります.

 
 
 
 
 
 
 
 

臨床的意義

  抗リン脂質抗体症候群(APS: antiphospholipid syndrome) とは, 生体内に抗リン脂質抗体(aPL: antiphospholipid antibody)の存在が証明され, それに関連した動静脈血栓症や妊娠合併症を臨床症状とする患者群と定義される. APSは特に基礎疾患がなく発症する原発性抗リン脂質抗体症候群(PAPS: primary antiphospholipid syndrome)と, 膠原病などに合併する二次性抗リン脂質抗体症候群(SAPS: secondary antiphospholipid syndrome)とに分類され, SAPSの基礎疾患としては全身性エリテマトーデス(SLE: systemic lupus erythematosus)が最も多い. APSに関連するaPLには, 抗カルジオリピン抗体(aCL: anti-cardiolipin antibody), 抗β2GPI抗体(aβ2GPI: anti-β2-glycoprotein 1 antibody)およびループスアンチコアグラント(LA: lupus anticoagulant)がある.

  APSの診断には, aPLの存在を証明することと, それに伴う臨床所見とが必要であるが, 保険収載となっているのはIgG-aCLのみであった. また, 血栓症状や妊娠合併症に強い関連を示すaβ2GPIについても保険収載がなく, 保険診療内で検査を実施できるのはaβ2GPIの代わりとしてβ2GPI依存性aCL(β2GPI-aCL)-IgGのみであり, APSの臨床症状に強く関連するがaβ2GPIとは測定結果が若干異なる.

  診断用検査としては, 抗体自体を測定する免疫学的方法と, ループスアンチコアグラントを凝固時間の延長により検出する機能的方法とに大別される. 国際血栓止血学会(ISTH: International Society on Thrombosis and Haemostasis)により, 検査基準と臨床所見とを組み合わせたAPS診断基準(2018年改訂)が出され, その検査所見としては, 血漿中ループスアンチコアグラント, β2GPI依存性抗カルジオリピン抗体 IgG/IgM, 抗β2GPI抗体 IgG/IgMのいずれかが12週間以上離れて2回以上検出されることが条件となる.
  本検査は主要なaPLをアイソタイプ別にパネル検査として抗カルジオリピン抗体IgG/IgMおよび抗β2GPI抗体IgG/IgMの4種を同時に測定するものとして2020年7月に保険適用となったもので, 国際血栓止血学会が定める分類基準に沿った検査が可能となり, これらを一連で測定することはAPSの診断に有用であると考えられる.

異常値を示す病態・疾患


関連検査項目

抗カルジオリピン抗体-IgG
抗カルジオリピンβ2グリコプロテインⅠ複合体抗体

参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)

  • 渥美達也. 【ヘマトネフロロジー:血液・凝固疾患と腎障害】血小板, 凝固異常症と腎障害 抗リン脂質抗体症候群. 腎と透析. 2018, vol. 84, no. 4, p.572-578.
  • Miyakis, S. et al. International consensus statement on an update of the classification criteria for definite antiphospholipid syndrome (APS). Journal of thrombosis and haemostasis : JTH. 2006, vol. 4, no. 2, p.295-306.
  • Devreese, K.M. et al. Laboratory criteria for antiphospholipid syndrome: communication from the SSC of the ISTH. Journal of thrombosis and haemostasis : JTH. 2018, vol. 16, no. 4, p.809-813.
  • 日本検査血液学会 編, スタンダード検査血液学 第3版, 2014
  • LSIメディエンス 検査要項

  • 診療報酬

    区分名称点数
    D014自己抗体検査
    D01430抗カルジオリピンIgG抗体226 点
    D01430抗カルジオリピンIgM抗体226 点
    D01430抗β2グリコプロテインⅠIgG抗体226 点
    D01430抗β2グリコプロテインⅠIgM抗体226 点
    D0266免疫学的検査判断料144点
     
     

    標準コード(JLAC10)(Learn More)
    日本臨床検査医学会から提示されている標準コード・標準名称です.

    1 分析物5G519抗リン脂質抗体パネル検査
    識別0000
    材料023血清
    測定法051化学・生物発光イムノアッセイ(CLIA)
    結果識別0100
    結果識別0200
    結果識別0300
    結果識別0400

    標準コード(JLAC11)(Learn More)
    日本臨床検査医学会から提示されている標準コード・標準名称です.

    1 測定物
    識別
    材料
    測定法
    結果単位

    連携情報

     

    検査部内限定ファイル


    変更履歴


    Ver. 文書更新日
    変更適用日
    内容
    1 2020/12/22
    (2020/12/23~)
    新規作成, KINGオーダー開始
    [announce:5347](学内環境限定)

    2 2021/05/07
    (2021/05/07~)
    所要日数変更
    • 所要日数: [3~5日] ← [3~6日]

    3 2021/08/02
    (2021/05/27~)
    採血容器変更
    • 採取容器: [C6] ← [C3・C9]
    • 採血量: [6 mL] ← [3 mL・9 mL]

    (案内文)
    [announce:6078](学内環境限定)

    4 2021/09/29
    (2021/09/29~)
    JLAC10分析物コードを設定
    • JLAC10分析物コード: [5G519] ← [(設定なし)]

    5 2022/03/09
    (2021/12/09~)
    採取名称部分に検体搬送先を印字
    • 採取名称: [中検外1] ← [外注1]

    (案内文)
    [announce:6946](学内環境限定)

    6 2022/08/01
    (2022/04/01~)
    令和4年度診療報酬改定
    7 2022/12/01
    (2022/12/01~)
    受入不可基準などについて全面改訂
    8 2023/12/21
    (2023/12/21~)
    必要検体量を追記
    9 2024/06/04
    (2024/06/01~)
    令和6年度診療報酬改定