臨床的意義
淋菌は性感染症(STI:Sexually Transmitted Infection)の病原微生物の一つである. 男性の場合, 尿道炎では自覚症状を伴うことがほとんどであるが, 女性の場合, 子宮頸管炎では自覚症状が比較的軽く, 無症候性に経過することが多いため, 潜在的な感染源になることが問題である. 病状の進展により, 子宮内膜炎, 卵管炎, 骨盤内炎症性疾患などを発症することもある.
淋菌の検出には膿または分泌物を用いたグラム染色による顕微鏡検査や培養法がに用いられているが, 顕微鏡検査は他の雑菌の存在により淋菌の確認が困難なこと, 培養法では検体輸送中の菌の死滅や雑菌の混入, 操作の繁雑さ等の問題がある.
本法は, 遺伝子増幅法による検出法であり, 検体中に存在する微量な淋菌の検出, また, 検体に尿を使用できるため簡便で非侵襲的なスクリーニング検査が可能である. 感度, 特異性に優れ1本の検体よりクラミジアとの同時検出も可能であるため混合感染の診断にも有用である.
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異常値を示す病態・疾患
尿道炎(男性), 直腸炎, 卵管炎, 子宮頸管炎, 結膜炎(新生児), 咽頭炎, 精巣上体炎
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関連検査項目
核酸同定(クラミジア・トラコマティス)[分泌物]
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参考文献
エスアールエル 検査要項
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熊本悦明ほか. C.trachomatisとN.gonorrhoeaeの新たな遺伝子検査法 cobas 4800 CT/NG test(TaqMan PCR法)の性能評価およびうがい液および女性尿からのC.trachomatisとN.gonorrhoeaeの検出. 医学と薬学. 2011, vol. 66, no. 6, p.1007-1014.
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日本性感染症学会. . 日本性感染症学会誌. 2011, vol. 22, no. 1SUP, p.52-59.
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