臨床的意義
VMAはアドレナリンおよびノルアドレナリンの最終代謝産物ですべて遊離型で尿中へ排泄される. HVAはドーパおよびドーパミンの最終代謝産物で血漿HVAの約60%は副腎皮質などの末梢臓器由来である. カテコールアミン産生腫瘍では, 尿中VMA濃度が高値を示す. クロム親和性細胞腫, 特に神経芽細胞腫で尿中HVAの排泄が著しく増加する. 上気道感染症, リウマチ熱, 骨髄炎などと誤診されやすい. ただし, 正常範囲を示す場合もあるので, 乳児期の神経芽細胞腫, 6ヶ月検診時のマススクリーニングは, HVA, VMAを同時測定するのが望ましい.
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
原発性アルドステロン症, 糖尿病, 甲状腺機能亢進症, 褐色細胞腫, クッシング症候群, 神経芽細胞腫
減少する疾患
家族性自律神経失調症, Shy-Drager症候群
関連検査項目
メタネフリン分画[随時尿]
メタネフリン分画[蓄尿]
カテコールアミン3分画
カテコールアミン3分画[随時尿]
カテコールアミン3分画[蓄尿]
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
エスアールエル 検査要項
Gironi, A. et al. Simultaneous liquid-chromatographic determination of urinary vanillylmandelic acid, homovanillic acid, and 5-hydroxyindoleacetic acid. Clinical chemistry. 1988, vol. 34, no. 12, p.2504-2506.

三浦史博ほか. バニリルマンデル酸(VMA). 日本臨床. 1989, vol. 47, no. 増刊, p.1178-1181.