臨床的意義
メタネフリン2分画の分画成分は, メタネフリン(MN)とノルメタネフリン(NMN)である. これらは交感神経および副腎髄質系で合成されたノルアドレナリン, アドレナリンなどのカテコールアミンの不活性代謝産物である.
カテコールアミンが増加する疾患, すなわち褐色細胞腫や神経芽細胞腫などで, これらの尿中排泄は増加をみる. 神経芽細胞腫は主に小児に好発の悪性の腫瘍であり, ドーパミンやホモバニリン酸(HVA), VMAの上昇を伴う.
一方, カテコールアミンは起立性低血圧症等で低値をみることがあるが, 感度や特異性の面で充分とはいえず, 一般に低値側の検査の意義は少ない. なお, MN, NMNは他のカテコールアミンと同様, 冷暗所に酸性下で蓄尿が必要である. 保存条件が悪いと分解を受け低値となる場合もある.
異常値を示す病態・疾患
高値を示す病態
褐色細胞腫, 神経芽細胞腫, 腎不全, 本態性高血圧症, 原発性アルドステロン症 など
低値を示す病態
Shy-Drager症候群, 家族性自律神経失調症, 起立性低血圧症
関連検査項目
VMA(バニールマンデル酸)[随時尿]
VMA(バニールマンデル酸)[蓄尿]
カテコールアミン3分画
カテコールアミン3分画[随時尿]
カテコールアミン3分画[蓄尿]
HVA(ホモバニリン酸)[随時尿]
HVA(ホモバニリン酸)[蓄尿]
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
LSIメディエンス 検査要項