臨床的意義
カテコールアミンは主に脳, 副腎髄質および交感神経に存在する生体アミンの総称で, 生体内ではドーパミン(DA), ノルアドレナリン(NA), アドレナリン(A)の3種が知られている. DAは腎・心・脳・腸間膜の血管床や交感神経終末部にレセプターが存在する. 尿中Caの測定は, 褐色細胞腫および小児での神経芽細胞腫の診断治療経過観察に欠かせない検査である. その他, 心不全, 心筋梗塞, 狭心症などの診断でも測定されている.
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
神経芽細胞腫(DA, NA), 甲状腺機能低下症(A, NA), 褐色細胞腫(A, NA)
減少する疾患
甲状腺機能亢進症(A, NA), 汎下垂体機能不全症(NA), 家族性自律神経失調症(A), リウマチ, フェニルケトン尿症(DA, A, NA), パーキンソン症候群(DA), 本態性起立性低血圧症(NA)
関連検査項目
カテコールアミン3分画
カテコールアミン3分画[蓄尿]
HVA(ホモバニリン酸)[随時尿]
HVA(ホモバニリン酸)[蓄尿]
VMA(バニールマンデル酸)[随時尿]
VMA(バニールマンデル酸)[蓄尿]
メタネフリン分画[随時尿]
メタネフリン分画[蓄尿]
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
エスアールエル 検査要項
Honda, Susumu et al. Spectrofluorimetric determination of catecholamines with 2-cyanoacetamide. Analytica chimica acta. 1983, vol. 149, , p.297-303.
尾崎光泰ほか. カテコールアミン. 日本臨床. 1992, vol. 50, no. 増刊, p.614-622.
