臨床的意義
SP-Dは現在のところヒトにおいて肺以外の臓器, 細胞での発現は報告されておらず, きわめて肺に特異的な物質であるといわれている. 近年このSP-Dが血液中にも存在していることが判明し, 肺以外では産性, 分泌されないことから血清中SP-D量がある種の肺疾患の存在を反映する可能性があり, 肺特異的血清マーカーとして注目されている. 特発性間質性肺炎(IIP), 膠原病性間質性肺炎(CDIP)で陽性率が高く, これら肺疾患の補助的診断に有用と考えられる.
異常値を示す病態・疾患
肺胞蛋白症(PAP), 膠原病性間質性肺炎(CDIP), 特発性間質性肺炎(IIP)
関連検査項目
KL-6
肺サーファクタント蛋白A(SP-A)
参考文献 (緑ブラウザからは, PubMedにアクセスできません)
エスアールエル 検査要項
本田泰人ほか. 肺疾患の診断における肺サーファクタント蛋白質D(SP-D)血清濃度測定キット「ヤマサ」の有用性. 医学と薬学. 1996, vol. 36, no. 4, p.809-815.