臨床的意義
関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)は関節滑膜の増殖により骨軟骨を破壊する慢性多発性関節炎を特徴とする炎症性疾患である. RA患者の関節滑膜には多くのシトルリン化蛋白が発現しており, 血清中にはシトルリン化抗原に対する自己抗体が産生されている. 抗CCP抗体はシトルリン化蛋白の一つであるフィラグリンのシトルリン化部位を含むペプチドを環状構造とした抗原(CCP:cyclic citrullinated peptide)を用いて検出されるRA特異的な自己抗体として報告されている. 現在のCCPはRAに対する感度を向上させた第二世代のペプチドが用いられている. 抗CCP抗体はRAに対する高い特異性と感度を有することや, RA発症早期から陽性となるため, RAの早期診断に有用である.
異常値を示す病態・疾患
関連検査項目
リウマトイド因子(リウマトイド)
抗ガラクトース欠損IgG抗体
参考文献 (緑ブラウザからは, PubMedにアクセスできません)
エスアールエル 検査要項
山下里美ほか. 化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)を用いた抗CCP抗体測定試薬「ステイシアMEBLuxテストCCP」の開発と基礎的検討. 医学と薬学. 2011, vol. 66, no. 3, p.569-576.
三森経世. 【関節リウマチの早期診断と早期治療】関節リウマチ早期診断と抗CCP抗体. リウマチ科. 2005, vol. 34, no. 3, p.244-249.