臨床的意義
リウマチ因子(RF)は同種, 異種の変性IgGのFc部分と結合する自己抗体である. RFにはIgG, IgM, IgA, IgEの各グロブリンクラスが知られているがIgG型リウマチ因子が臨床的意義が一番高いと言われている.
異常値を示す病態・疾患
関節リウマチ(RA), 慢性肝炎, 強皮症(PSS), シェーグレン症候群(SJS), 全身性エリテマトーデス(SLE), 肝硬変
関連検査項目
リウマトイド因子(リウマトイド)
抗ガラクトース欠損IgG抗体
CRP(C反応性蛋白)
参考文献
エスアールエル 検査要項
中園清. 慢性関節リウマチ患者血清中のIgG型リウマトイド因子の測定 スマイテスト「IgG RF」ELISAキットの使用経験. 医学と薬学. 2001, vol. 45, no. 3, p.481-486.

栗原夕子ほか. 慢性関節リウマチ患者血清中のIgG型リウマトイド因子測定の臨床的意義の検討. リウマチ科. 1999, vol. 22, no. 5, p.499-510.
