臨床的意義
エイコサペンタエン酸(EPA)とアラキドン酸(AA)は, 生体内で合成できない必須脂肪酸で, ともに食事から摂取しなければならない. 一般に, AAは動脈硬化を促進すると言われており, EPAは, 動脈硬化を抑制すると言われている. これらのことから, EPA/AA比が低いと動脈硬化性疾患を起こしやすいことがわかっている.
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
心筋梗塞などの血栓性疾患(EPA/AA)
関連検査項目
参考文献
エスアールエル 検査要項
小沢昭夫ほか. ガスクロマトフラフィーを用いたヒト血しょう総脂質の高級脂肪酸の定量法について. 分析化学. 1982, vol. 31, no. 2, p.87-91.

Matsuzaki, Masunori et al. Incremental effects of eicosapentaenoic acid on cardiovascular events in statin-treated patients with coronary artery disease. Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society. 2009, vol. 73, no. 7, p.1283-1290.
