臨床的意義
自己免疫性筋炎には横紋筋を広範に障害する炎症性筋疾患である多発性筋炎(Polymyositis;PM)と皮膚症状を伴う皮膚筋炎(Dermatomyositis;DM)があり, 一般にPM/DMと表されるが, この度受託を開始する抗Mi-2抗体はDMの診断に有用とされており, 平成28年10月1日付で新規に健康保険適用となった項目である.
1976年にReichlinらによりDM患者の血清中に認められた自己抗体で, 名称は患者の頭文字に由来する. DMのおよそ5~33%に認められるとされており, 無筋症性皮膚筋炎(CADM)や他の自己免疫疾患で陽性になることは稀であり, DMに非常に特異性の高い自己抗体である.
本抗体陽性のDM患者はGottron徴候やヘリオトロープ紅斑などの典型的な皮膚症状が認められ, 治療反応性がよく予後良好な症例が多いといわれている.
異常値を示す病態・疾患
関連検査項目
抗ARS抗体
抗MDA5抗体
抗TIF1-γ抗体
参考文献 (緑ブラウザからは, PubMedにアクセスできません)
LSIメディエンス 検査要項