臨床的意義
オステオカルシンは別名BGP(bone Gla protein; GlAはγ-カルボキシグルタミン酸の意)ともいわれ49個のアミノ酸から成る蛋白質である.
骨芽細胞により合成され骨の非コラーゲン部位の10~20%を占め, 一部GlA化したものが骨基質中に蓄積されて骨形成にかかわるが, 血中にも放出される.
骨は常に骨形成を繰り返しているがBGPは骨芽細胞以外では産生されないため, 代謝性骨疾患において骨代謝回転状態を把握するために有用なマーカーである.
活性型ビタミンDである1, 25(OH)2D3や甲状腺ホルモンの投与により刺激され上昇し, 腎不全では排泄不良により著しい高値を示す.
異常値を示す病態・疾患
高値を示す病態
原発性副甲状腺機能亢進症, 甲状腺機能亢進症, 腎不全, 骨折, 高回転型骨粗鬆症 など
低値を示す病態
副甲状腺機能低下症, 甲状腺機能低下症, クッシング症候群, 低回転型骨粗鬆症 など
関連検査項目
アルカリフォスファターゼ(ALP)
ALPアイソザイム(アルカリフォスファターゼアイソザイム)
1,25-ジヒドロキシビタミンD3
カルシウム(Ca)
カルシトニン
PTH-I(PTH-intact)
Ⅰ型コラーゲン架橋-N末端テロペプチド(NTx)
Ⅰ型コラーゲン架橋-N末端テロペプチド(NTx)[随時尿]
Ⅰ型コラーゲン架橋-C末端テロペプチド(ⅠCTP)
参考文献 (緑ブラウザからPubMedにはアクセスできません)
LSIメディエンス 検査要項